泌尿器科のがん|大船・藤沢の泌尿器科ならみうら腎泌尿器クリニック 藤沢・大船院

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泌尿器科のがん

泌尿器科のがん|大船・藤沢の泌尿器科ならみうら腎泌尿器クリニック 藤沢・大船院

泌尿器科のがん

下腹部に違和感を感じ腰に手を当てる男性

泌尿器科というと、がんのイメージはあまりないかもしれませんが、専門として扱うがんの種類は多岐に渡ります。特に「前立腺がん」の患者さんは多く、現在日本の男性のがん種別罹患数としては胃がんを上回り最多となってしまいました。他にも、膀胱がん、腎盂尿管がん、腎細胞がん、陰茎がん、精巣腫瘍などが泌尿器科で診療を行っているがんです。
以下のような症状、検査結果を認めた方は、ぜひ一度ご相談ください。

泌尿器のがんでよくみられる症状

  • 尿に血が混じった(血尿)
  • 片方の睾丸が腫れてきた
  • 健康診断で「PSA値が高い」と言われた
  • 健康診断で「尿潜血」を指摘された
  • 健康診断の超音波検査で腎臓に異常があると言われた

泌尿器のがんの種類

腎がん

10万人中約6人、50-70歳台に多くみられ、女性より男性の方が2-3倍多いと言われています。昔は血尿や痛みで発見されることが多かったですが、最近では無症状で健診でのエコー検査やCT検査で見つかることが多いです。腎の腫瘍の中には良性のものも多くあり、前述の画像検査で診断できるものもありますが、手術後の病理診断で判明することも少なくありません。治療としては症例に応じた手術、内服薬や点滴による治療などが挙げられます。

腎盂・尿管がん

腎から排出された尿は腎盂、尿管を流れていきます。その尿の通り道にできるがんを腎盂・尿管がんと呼びます。50-70歳台に多く、女性より男性の方が2倍以上で頻度が高いと言われています。喫煙とこのがんとの関連は以前から知られていて、喫煙者は非喫煙者と比べて3倍のリスクがあると言われています。症状として多いのは肉眼的血尿で、腫瘍により尿の通り道が詰まってくると、脇腹が痛くなることもあります。無症状で健診のエコー検査などで発見される場合もあります。症例に応じた手術や化学療法により治療します。

膀胱がん

高齢の男性に多く、喫煙者が非喫煙者と比べて発症リスクが2〜4倍高いと言われています。無症候性血尿と言って、痛くもなく突然血尿が出ることが特徴です。、腫瘍の大きさや部位によっては頻尿、排尿時痛、残尿感などの膀胱刺激症状を呈することもあります。尿検査やエコー検査、膀胱鏡検査などで診断します。早期に発見されれば内視鏡手術で数日間の入院・手術で治療可能です。しかし、痛くないからと放っておくと進行して膀胱を摘出することになったり放射線治療、抗がん剤治療などが必要になります。

尿膜管がん

尿膜管は胎生期にある膀胱と臍をつなぐ管腔で、通常は出生後に自然に閉じますが、一部は内腔が開存した状態で遺残し、そこから発生したがんのことを言います。血尿をきっかけに見つかることが多く、膀胱がんのうちの1%以下で、頻度はまれです。必要な検査は膀胱がんとほぼ同様で、治療は手術、化学療法などが挙げられます。

前立腺がん

高齢者に多く、男性のがんの中でも近年増加傾向にあります。自覚症状を認めないことが多く、検診で前立腺特異抗原(PSA)の異常をきっかけに医療機関を受診し、診断されることが多くあります。血液検査や腹部エコー検査、MRIなどの画像検査、生検による病理診断を行います。治療としては手術、放射線、内服薬、点滴によるものなどあります。早期診断が出来れば特別な治療をせずに外来で経過を診ることも可能です。そのためにも50歳を過ぎたら積極的にPSA検査を受けることをお勧めします。

精巣がん

20-30歳台に多く若い人に出来るがんで有名です。精巣が硬い、大きいことに気がついて見つかります。無痛性陰嚢腫大と言い痛みを伴うことはほとんどありません。リンパ節や肺に転移することが多いことで知られており、診断には血液検査やエコー検査、レントゲン、CTなどを行います。治療はまず手術で腫瘍を摘除して病理診断を行います。血液検査、画像検査結果と併せて診断し、病期によって放射線治療や化学療法を行います。

陰茎がん

60歳前後に多いのですが、泌尿器科のがんの中でも頻度は少ないとされています。真性包茎、外陰部の不潔、ウイルス感染などが発症に関連していると言われています。亀頭や包皮などが赤い、硬い、潰瘍ができたといったことで気づかれます。必要に応じて病変部の生検をすることがあります。さらにリンパ節に転移することが少なくないため、その他画像検査などを行います。手術が主な治療として挙げられます。

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